月とコスモス。


 一昨日の後の月には会えずじまいだったが,今夜の十五夜は見事。明るいので,シャッタースピードを上げました。コスモスのほうは一週間前のですが,囲んでみると綺麗かななぞと思い一緒にアップしてみました。

 ところで,長岡輝子がなくなりましたね。102歳だったそうで。ここ最近はお顔を見ませんでしたが,5年くらい前まではお元気だったような気がします。長岡さんの朗読で聴いた宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を思い出します。あの詩は賢治その人は詩として書いたのではなかったかもしれないと思っています。純粋に文面だけを取り上げると傲慢にも思えるところもあります。

 でも,賢治が死の床で動けない状態になってから,しかも詩作として書いたものでないと思って読むと,悲痛な叫びに聞こえるのです。
彼は,金持ちのボンボンですが,その境遇に安住できなかった人です。私が,賢治の作品を読んだころはなんとなく神格化されていたような気がするのですが,近頃はだんだん「人間 賢治」の研究も進んでいるようです。

 私の年から言うと賢治はすごく昔の人に感じるのですが,長岡さんの生年を見るとそれほど変わらないんです。賢治が夭折しなければ,つい最近までは生きていてもよかったわけです。どこかで書きましたが,太宰治と松本清張の生年も同じなんです。長岡さんはその二人よりも1年前に生まれています。私の場合,昔の人かどうかという印象は亡くなった年から受けるものが強いように思います。みなさんは,どう感じますか。