雨の七夕。

 今年は空梅雨かと思っていたら,終わりごろになって,すごい降りですワ。今現在は,うちの辺,日が射してます。そうはいっても,トンでも台風8号(ノグリー)くんも近づいてるし,被害が出ないといいですネ。皆さまも準備万端,お抜かりなく。

 ところで,昨日は,雨の七夕でしたね。しかし,七夕(しちせき)をたなばたって読ませるのは,無理やりも甚だしいな。たなばたって棚機でしょうからね。織姫さんとは関係あるけど,彦星さんとは関係なさそう。まぁ,牽牛織女の話はお隣の国から来たもんでしょうが,牽牛ってどうも職業的にも我が国的ではない気がする。漁業とか農林業のほうが旦那の伝統的職業としては,我が国的だよね。牛を牽いていたとしても,農作業用の牛ならピンと来るけど,牽牛ってっとイメージ違うよなぁ。皆さんの頭の中はいかがですか。機織りは昔から大事な仕事だったろうから,それを祭る行事ってのは昔からあったんだろうと思う。それが,向こうの伝説に引きずられて七夕とくっついたのかな。牽牛織女の話って,向こうのもんだとしても,確か,万葉集にも七夕関連の歌ってあったから,相当昔に入ってきてたようだし。

 考えてみると,七夕は7日の夕べだから,別に7月じゃなくてもいいよね。ただ,伝説は空のお星さんと関連付けられてるから,1月の7日っていうわけにもいかんな。ご両所が見えないよ。それと,考えてみると人日,上巳,端午,七夕,重陽ってのは,すべて陽が重なってる。んで,陽が重なりすぎると逆に不吉だから,おはらいをするんだろう。そうすると,8月の7日とかもまずいんだろうな。

 でもさ,伝説に即してなら,新暦(グレゴリオ暦)の7月7日にたなばたをやるって,どんだけ意地悪な人の策略よって思うんだ。梅雨の真っただ中じゃん。1年に一度しか会えないのに,ほぼ会えない時期に設定したことになる。まあ,お盆ももともとは7月15日は満月で,盆踊りなんかも天気に恵まれれば,煌々たる月の下でやるわけだ。十三夜から十六夜にかけて,人工照明がなくても明るくて,雰囲気もあり,情緒だけでなく実益もあったんだと思う。しかし,お盆の行事は盆踊りだけではないし,今の時代なら,月の役目は人工照明でまかなえるから,その辺,別にいいと思うけどさ。たなばたはねぇ。星が見えなきゃ話にならん。

 お月見は今でもちゃんと,十五夜にやるじゃん。たなばたも,ちゃんと上弦の月頃の,ご両所を見やすい時期にやるべきでないんかい?
 とはいえ,昨今,日本の空は明るすぎて,いつやってもあまり変わらないのかもしれない,という悲しい現実もある。

 兼好さんでないけど,つれづれなるままによしなしごとを書き綴っちゃいましたー(笑)。ついでに縦書き集の宣伝リンクも入れとこ(爆)。