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初めての VPS-#2 (SSH 接続)。

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 昨日の朝, WordPress 4.0.1 になっていた。セキュリティ・アップデートということだが,主として, XSS 関連のようだ。自動でアップデートされると思うが,されない場合は,手動での早急なアップテートをお奨めする。 “An extremely unlikely hash collision could allow a user’s account to be compromised, that also required that they haven’t logged in since 2008 (I wish I were kidding).” というのを読んで,思わず笑っちゃったが,笑いごとじゃないよなあ(溜息)。

 CentOS7 は標準で SSH が使えるようだ。 OS 変更後, TeraTerm で接続してみた。もちろん,他の SSH クライアントでも構わない, PuTTY とか WinSCP とか。 SSH サーバの現時点のバージョンは 6.4p1-8 だった。

 標準の設定だと, root かつ パスワードでアクセス可能なので,ちょっと,不安。細かい設定は後回しとしても,最小限,これだけは変えておこう。

 設定いじりの前に, TeraTerm で 認証鍵ペアを作った。秘密鍵には, passphrase も設定した。サーバ上でも鍵は作れるが,それだと,秘密鍵のほうをネット経由でやり取りすることになる。これが嫌いなのだ。多人数相手だと,メールででもやり取りしないと仕方ないだろうが。

||その 1 Sudoers ファイルの編集||

  1. VPS コントロールパネルにログインし,「リモートコンソール」をクリック,続いて「VNCコンソールを開く」をクリック。
  2. 1 分以内に,「HTML5モードで開く」をクリックすると, QEMU が別窓で開く。
  3. # usermod -G wheel centos  <--- 「centos」というのは, sudo を使わせたいユーザ。 # visudo
    ファイルが開く。
  4. ‘/wheel’ をやって,「wheel」のある行を探す。
    「%wheel ALL=(ALL) ALL」の行頭に「#」があったら,外して,アンコメントする。しかし,今回は,「#」はなかった。ということで,そのまま, visudo を閉じる。
    注)visudo の使い方は,基本的には, vi エディタのと同じである。
  5. # su - centos
  6. $ sudo shutdown -h now
  7. ‘sudo’ 使用の初回には,下記のメッセージが出る。

    We trust you have received the usual lecture from the local System Administrator. It usually boils down to these three things:

    #1) Respect the privacy of others.
    #2) Think before you type.
    #3) With great power comes great responsibility.

    パスワードを要求される。
    [sudo] password for centos:

  8. “VPS ホーム” で,サーバが停止しているのを確認できる。サーバを再起動しておこう。

||その 2 policycoreutils-python のインストール||

  1. QEMU に再度ログイン。後で SSH のポートを標準から変更するときに, ‘semanage’ コマンドを使うので, policycoreutils-python をインストールしておく。
    # yum install policycoreutils-python

||その 3 SSH の設定を変更||

  1. TeraTerm (ttermpro.exe) を起動。 VPS に「centos」として,パスワード認証でログイン。
  2. 公開鍵 (id_rsa.pub) を TeraTerm の窓にドラッグ&ドロップ。 TeraTerm は SCP(Secure Copy Protocol) に対応しているので,「SCP」ボタンをクリック。
  3. $ mkdir .ssh
    $ chmod 700 .ssh
    $ cat id_rsa.pub > .ssh/authorized_keys
    $ chmod 600 .ssh/authorized_keys
    $ rm -f id_rsa.pub
  4. $ su -
    Password:  <--- root のパスワードを入力。
  5. # vi /etc/ssh/sshd_config
    sshd_config が開く。
  6. #Port22  —>  Port****
    #PermitRootLogin yes  —>  PermitRootLogin no
    PasswordAuthentication yes  —>  PasswordAuthentication no
     
    変更した sshd_config を上書き保存。

    # systemctl restart sshd.service

    注)**** には well-known ports 以外の数値を使う。ただし,数値は 0 ~ 65535。

  7. # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=****/tcp
    # firewall-cmd --reload
    # semanage port -a -t ssh_port_t -p tcp ****
  8. # exit
    $ exit
    TeraTerm が終了する。
  9. 再度, TeraTerm (ttermpro.exe) を起動。今度は,鍵認証方式で「centos」として,ログイン。新しい SSH ポート(****)を使う。今回は秘密鍵の passphrase も必要である。
  10. SSH 接続で ‘sudo’ を使ってみる。

    $ sudo firewall-cmd --list-all
    public (default, active)
      interfaces: eth0
      sources:
      services: dhcpv6-client ssh
      ports: ****/tcp
      masquerade: no
      forward-ports:
      icmp-blocks:
      rich rules:

 SSH の設定変更,おしまい!!

 ところで, 15 日に PHP5.6.3 にアップデートした。 ChangLog はこんな感じ。

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初めての VPS-#1 (CentOS7 のインストール)。

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 くりくりさんのコメントに触発されて,さくらのVPSCentOS7 を使ってみようと思い, 18 日に 2 週間お試しに登録した。

 日本語のサービスしかなくて,日本に住んでないと使えないようだが,英語ブログでも紹介した。

図 1 お申し込み
図 1 お申し込み
||さくらのVPS に仮登録||

  1. さくらのVPS にアクセスして,「お申し込み (図 1)」をクリック。
  2. 「さくら VPS のお申し込み」ページに進む。「利用規約の確認へ (図 2)」をクリック。
  3. 「以下の約款及び個人情報の取扱いについてよくご確認ください。」ページに進む。「基本約款」と「個人情報の取扱いについて」を印刷し,じっくり読む。「同意する」をチェックし,「つぎへ –>」をクリック (図 3)。
  4. 「お客様の情報をご入力ください」のページに進む。
    図 2 利用規約の確認へ
    図 2 利用規約の確認へ

    以下の項目を記入。 (*) は必須項目。

    • メールアドレス(*):
    • ご契約者の種別(*):
    • ご契約者名(*):
    • ご契約者名カナ(*):
    • 図 3 「約款」&「個人情報の取扱いについて」
      図 3 「約款」&「個人情報の取扱いについて」
      生年月日(*)
    • 性別(*):
    • 郵便番号(*):
    • ご住所(*):
    • 街区名・番地等(*):
    • 建物名等:
    • 電話番号(*):(※携帯可)
    • FAX番号:

    「つぎへ –>」をクリック。

  5. 「会員メニューへログインするためのパスワードを指定してください」ページに進む。
    • パスワード:
    • 「ひみつ」の質問 :
    • 「ひみつ」の答え:

    「つぎへ –>」をクリック。

  6. 「サービスプラン」のページに進む。
    • 「さくらのVPS 1G」を選択。
    • レジデンスを「石狩/東京/大阪」から選択。

    「つぎへ –>」をクリック。

  7. 「支払方法」のページに進む。
    • 「毎月払い/年払い」から選択。
    • 2 週間お試しの場合は,「クレジットカード」しか使えない。
    • 注意書きがいろいろあるが,特に朱書きのものは,大事。
      ・お申込から2週間後に自動で本登録になります。キャンセルの場合は、お客様にて行っていただく必要がございます。
      ・会員メニューから「本登録」をするとキャンセルが行えなくなります。

    「つぎへ –>」をクリック。

  8. 図 4 以下の通りお申込を受付いたしました
    図 4 以下の通りお申込を受付いたしました
  9. 「最終のご確認」のページに進む。
    必要に応じて,印刷しておこう。
  10. 「以下の通りお申込を受付いたしました」のページに進む。
    • 会員ID
    • プラン名
    • サービスコード
    • メールアドレス

    「会員メニューへお進みください」をクリックする (図 4)。

 「会員メニュートップ」に進む。ログアウト。これで,仮登録は,終わり。

||VPS コントロールパネルにログイン||

  1. VPSコントロールパネル からログイン。
    IPアドレスとパスワードは「[さくらのVPS] 仮登録完了のお知らせ」メールに記載されている。
  2. まずは, VPS コントロールパネルのパスワードを変更。

||CentOS7 をインストール||

  1. 標準の OS は CentOS6 なので, CentOS7 をインストールするために,「OS再インストール」をやる。
  2. 「OS再インストール」に進み,「カスタムOSインストールへ」をクリック。
  3. 「CentOS 7 x86_64」を選択し,「確認」をクリック。
  4. 「実行」をクリック。
  5. 1 分以内に,「HTML5モードで開く」をクリック。「QEMU」が別窓で開く。
  6. インストールについては, CentOS 7 を参照。
    インストール中に, root のパスワードの設定と一般ユーザの作成を行う。
  7. インストールは,かなり時間を食う。終わったら,「Server disconnected…」というメッセージが出るので,「VPSホーム」に戻って,サーバを起動する。「ステータス」が「停止」から「稼働中」に代わる。
  8. これで, VPS の OS が CentOS7 になった。

 インストール中に困ったのは, QEMU で最下部が全く見えなかったこと。おかげで,「Reclaim space」や「Begin Installation」を,勘 + キー操作でやる羽目になった。ヤレヤレ。

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覚え書-#21。

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ROLIS 降下中の画像
ROLIS 降下中の画像
 みなさん,もう聞きましたか?
 
 12 日 15:35 UTC (つまり 13 日 00:35 JST) に,フィラエが,彗星に着いたってさ。すごいよなぁ。
 
 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星だよ。ワォ!!
 
 ところで,我がハヤブサ 2 も 11/30 打ち上げ予定だよねー。待ち遠しいな,天気がいいといいなぁ。
    メモ 1

  • 見出しNotes の見出しに Kranky を使うために,メインサイトの style.css を変更した。頭に “+” がある行を追加した。
    @import url("../sugar-and-spice/style.css");
    +@import url(https://fonts.googleapis.com/css?family=Kranky);
     
    /* Typography */
    h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
    color: #000;
    }
    +h2 {
    + font-family: 'Kranky', cursive, Arial, sans-serif;
    + font-size: 2em;
    + margin: 0 0;
    +}
     
    変更前の CSS はこれ
     
    注)<h2> タグの関係をいじったが,うちの場合,このタグはメインサイトのほかの部分では使っていない。で,他に影響はないのだ。
  • メモ 2

  • Google Analytics by Yoast の使用をやめた。 Google アナリティクス‎ は使っているので, ID を手動で設定しなおした。
    1. ‘analyticstracking.php’ を Google アナリティクス‎のトラッキング ID ページの指示通りに作り, child theme のディレクトリにコピーする。
    2. サイトテーマの header.php を child theme のディレクトリにコピーする。
    3. 新しい headr.php を編集する。
      <body> タグの直下に, <? php include_once ("analyticstracking.php")?> を追加。
    4. 以上。
      注)データに変更が反映されるのには,しばらく時間がかかるようだ。
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everyday life

これ,買っちゃいました!! (^^;)

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USBゲームパッド スーパーファミコン風
USBゲームパッド スーパーファミコン風

これ,買っちゃいました。これって何かというと,右の広告写真をご覧ください \(^o^)/。

先週,古ーーいのが壊れちゃいまして,しかし,近隣のお店にはそういうのがなかったもんで,通販通販と探しました。で,見つけちゃったんですよ,右のヤツ。 Buffalo 製なんですけどね,そっくりでしょ!? 昔懐かしい任天堂のやつに。スーパーファミコン華やかなりしころを思い出させますねぇ。

土曜の夜 9 時ごろ注文したら,日曜の昼の 3 時に着きました。 Amazon.co.jp ,仕事早いですね。配達は,クロネコさんでした。

ちゃんと動いてまっせ。満足ですワ,ヘヘッ。

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(緊急)登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックとその対策について

投稿アップデート情報  追記(11/7)

 昨日,「(緊急)登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックとその対策について」というのが出ていたので,慌てて, NetowleNom を見に行った。見たのは, Netowl のレジストラロックがしっかりかかっているかと,両方の登録データが変わっていないかだけだが。パスワードは,もともとかなり複雑にして使っているので,変えても仕方ないだろうし。変えるタイミングもあるし。レジストラロックというのは,レジストラが提供しているわけで, Netowl のレジストラロックは Netowl が提供しているわけだ。 com ドメインの場合, Netowl はリセラーでレジストラとしては行動しないようだが,その場合でも,ロックは効くんだと思う。判断理由は, Value-Domain のときも Value-Domain はリセラーでレジストラは Key-Systems だったんだが,そのときも同じシステムだったからだ。それに eNom の設定では, Netowl がリセラーとして管理している私のドメインについては,そういう項目はなかったし。もっとも,確認はとっていないから,私が勝手に推測しているだけだ(汗)。
 ところで,「(緊急)登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックとその対策について」で記述のあるロックは,レジストリロックだ。これがよくわからない。記事を書いた時点(11/6)では,脳ミソが勝手に「リ」を「ラ」と読んでいた(滝汗)。レジストリロックというと,レジストリ側でロックをかけるという意味だろう。 com のレジストリというと, InterNIC ですかね。 jp だと, jprs だよな。 jp はともかく com って膨大な数だよ。実際の管理がレジストリ自体で可能なのかね。実は,レジストラやリセラーに管理委託しているとかなるんじゃないのか。
 レジストラロックていうのは,多分, clientTransferProhibited の状態のことだと思うんだけど,レジストラロックとレジストリロックってどう違うんですかね。アチコチ読んでもすっきりと納得がいかない。
 どなたか,ご指導よろしくお願いいたします m(_”_)m。

 この件に関しては,ユーザにできることは限られているから,レジストラや権威 DNS サーバの運営者や CDN サービスなどにしっかりしてもらわないとどうしようもない。今年, eNom に移管するとき,過去の事件が頭をよぎったりしたのだが, jp 国内のドメインでもこういうことの起こる時代になったんだな。狙われるようになったら,国内には危ないところが,いっぱーーいあるんだろうと,戦々恐々である。

 「速さにたじろぐ」のときにも書いたが,我が国は結構蚊帳の外だったからねぇ。ありがたくないけど,このあたりもグローバル化の時代を迎えたわけだ。

 こんなことなくても,白物家電がゾンビ PC 化したり, USB の設計そのものが悪用されたりと,なんか無力感が甚だしいのになあ。

 しかし,関連で名前挙がっている企業がおっきいとこだねえ。大きいとこはピンポイントで狙われるだろうから,その企業が特に弱いということではなく,強度については,どこも変わらんのだろうなあ。

追記(11/7):
 上の追記で,レジストリロックとレジストラロックについて,
> どなたか,ご指導よろしくお願いいたします m(_”_)m。
と書いたのだが,くりくりさんが,「登録情報の誤りによるドメインの停止措置について」というページを教えて下さった。なるほど,これがレジストリロックなんですね。よくわかる。

 レジストラロックは,あくまで, Transfer Prohibited ,つまりドメイン移管禁止だもんね。当然ながらユーザが ON/OFF できる(リセラーに頼んで変えてもらうということも含めて)。レジストリロックは,ドメインの期限切れではないのに registrar hold にされることなんだ。ということは,移管どころか,ドメインの使用自体ができなくなってしまうわけだ。対応が遅れるとドメインが削除される可能性もあると。なるほど。

 くりくりさん,ありがとうございました m(_”_)m。

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Windows

リモート・デスクトップ・サービス

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 多分,同じことで困っている人がいると思うが, 10 月の MS の魔の更新後,サーバ (OS は Windows7 Home Premium x86) へのリモート・デスクトップができなくなった。実のところ,これに気づくまでは,「魔の更新」とは思っていなかったんだが (-_-;)。 Windows7 Home Premium へのリモート・デスクトップです。お分かりですよね。こんなのやこんなの (http://stascorp.com/load/1-1-0-63 くりくりさんからの情報で調べてみたら,リンク先によからぬものが含まれていそうなので,リンクを外しました。跳び先で,うっかりアチコチクリックしなければ,大丈夫だと,思うんですけどね。まあ,転ばぬ先の杖で,リンクは切っておきます。興味がある場合は,自己責任で行ってください。)をめっけたので,いろいろやってみたが,ギブアップ。ハァー。

 めったに使わないとはいえ,サーバへのリモートができないのは,困る。仕方がないから Chrome Remote Desktop で代替することにした。サーバ自身に必要のないソフトのインストールは好きでないが,今回は,やむを得ないかなぁ。

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everyday life

もの思う秋。

Moon and clouds.
雲間の月
十五夜後の立待
 11 月になっちゃいましたねぇ。今年も残すところ,あとふた月。そんなことを思いながらわが記事を読み返してましたら,右の写真を見つけちゃいました。こんなもの見ると,王維の詩でも詠じてみたくなりませんか。
 

竹里館

明 深 弾 獨
月 林 琴 坐
來 人 復 幽
相 不 長 篁
照 知 嘯 裏