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Windows

本家のお世話-#113。(Apache2.4.12へアップデート)

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 Apache HTTP Server 2.4.12 が出た。 CVE-2014-3583, CVE-2014-3581, CVE-2014-8109, CVE-2013-5704 のパッチが入ってる模様。 httpd-ssl.conf に下記の行が追加されている。 2.4.11 はリリースされず,欠番になった。

  • # OCSP Stapling (requires OpenSSL 0.9.8h or later)
    #
    # This feature is disabled by default and requires at least
    # the two directives SSLUseStapling and SSLStaplingCache.
    # Refer to the documentation on OCSP Stapling in the SSL/TLS
    # How-To for more information.
    #
    # Enable stapling for all SSL-enabled servers:
    #SSLUseStapling On

    # Define a relatively small cache for OCSP Stapling using
    # the same mechanism that is used for the SSL session cache
    # above. If stapling is used with more than a few certificates,
    # the size may need to be increased. (AH01929 will be logged.)
    #SSLStaplingCache “shmcb:c:/Apache24/logs/ssl_stapling(32768)”

    # Seconds before valid OCSP responses are expired from the cache
    #SSLStaplingStandardCacheTimeout 3600

    # Seconds before invalid OCSP responses are expired from the cache
    #SSLStaplingErrorCacheTimeout 600

 このバージョンは, openssl-1.0.1l とともにビルドされているので, OpenSSL Security Advisory [08 Jan 2015] 関連の問題も対処済みになった。

 VC11 用の httpd-2.4.12-win32-VC11.zip を我が家用 ( Windows7 x86 ) にダウンロード。 Apache 2.4.x conf 情報が必要な方は,「Windows7上にWamp系WebServerを建てる-#1。」を見てください。

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Vulnerability

Adobe Flash Player の新バージョンが出るまで, Google AdSense は停止。

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投稿アップデート情報  追記(2/5) 追記2(2/7)

 皆さま, Adobe Flash Player の新バージョンが出るまで, Google AdSense を停止することにしました。 Google AdSense に罪はないのですが,ご存知の通り, AdSense は時としてよくないサイトを表示してしまうことがあります。そんなわけで,現時点では― CVE-2015-0313 がゼロデイ攻撃に利用されている今という意味ですが― hxxp://www.retilio.com/skillt.swf の危険を回避するには止めたほうがいいだろうと判断したわけです。Adobe Flashの新たなゼロデイ脆弱性を確認、不正広告に利用。この悪しき swf は Dailymotion などを通して広がっているみたいですね。

 Adobe Flash Player の新バージョンでゼロデイが解消されたら, Google AdSense を復帰させるつもりです m(_”_)m。

追記(2/5):
 Adobe Flash Player の新バージョンが出ましたね。今 (16 時), うちの IE, FireFox, Google Chrome 上で version 16.0.0.305 になっているのを確認しました。速やかに,新バージョンに更新しましょう。

 2 ・ 3 日うちには, Google AdSense を復帰させるつもりです。今後は, CVE-2015-0313 狙いの悪性 swf に感染したら,それは,皆さん各自の責任ですよぉ(爆)。

追記2(2/7):
 Google AdSense を復帰させました。

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Linux

初めての VPS-#7 (自分用のリポジトリの使い方)。

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 前回作ったリポジトリの使い方を書こうと思う。

 リポジトリを利用しようと思う CentOS7 にログインする。例えば, VPS とか,開発用の VM とか。

  1. ‘yum-plugin-priorities’ をインストールする。
    Base, Updates, Extras リポジトリの優先度が高いので,この 3 つが有効で,なおかつ同じパッケージがこれらの中にあると,デフォルトのままでは自前リポのパッケージは使ってもらえない。この件は,その都度マニュアルで対処することもできるのだが,よく使うリポについては, ‘yum-plugin-priorities’ を利用するほうが,面倒がなくていい。
    $ sudo yum install yum-plugin-priorities
     
    よく使うリポについては,プライオリティをセットしておくべきだが,どのリポジトリを有効にしているかという情報が必要になる。忘れちゃっていることも多いもんネ。そんなときは,下記で調べる。
    $ yum repolist
     
    ‘yum repolist all’ とやれば,有効・無効にかかわらずすべてのリポジトリが,列挙されまっさ。
  2. /etc/yum.repos.d に myrepo.repo を作成する。
    $ sudo vi /etc/yum.repos.d/myrepo.repo
    中に書くのは,下記のようなこと。
    [myrepo]
    name=o6asan’s original RPM packages
    baseurl=http://www17130ue.sakura.ne.jp/~myrepo/x86_64/
    gpgcheck=1
    gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-o6asan
    priority=1
  3. /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo の[base], [updates], [extras] の各エリアの最終行に ‘priority=2‘ を追記する。
  4. $ wget http://www17130ue.sakura.ne.jp/~myrepo/x86_64/RPM-GPG-KEY-o6asan
    $ sudo mv RPM-GPG-KEY-o6asan /etc/pki/rpm-gpg/

 準備完了。自前リポジトリの 1 回目の使用時に, CentOS7 が RPM-GPG-KEY-o6asan をインポートしていいか聞いてくるので, ‘y’ を入力する。

注) クライアント PC から公開鍵を削除する方法。
 クライアント PC には秘密鍵はないので, ‘gpg --delete-key <email@address>’ をやっても, ‘Unknown system error’ が戻ってくるだけで,削除はしてくれなかった。下記を使うとうまくいった。
  $ sudo rpm -e [package]

 当然ながら,正確なパッケージ名がいるが,それは下記で調べることができる。
  $ rpm -q gpg-pubkey --qf '%{name}-%{version}-%{release} --> %{summary}n'

 例えば, CentOS-7 Key については,下記が戻ってくる。
  gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b –> gpg(CentOS-7 Key (CentOS 7 Official Signing Key) <security@centos.org>)
なので,
  $ sudo rpm -e gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b
とやると,削除することができる。

追記:
 あとで気付いたが, Apache の rpm を作ったときの記述だと,秘密鍵なしの状況でも gpg --delete-key RSA鍵ID で公開鍵を消せたと書いてある。今回はできなかったんだが,なんでだろ。バグだったりして。