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本家のお世話-#20。(WordPress3.3へアップデート)

投稿アップデート情報  追記(2012/2/17)

 WordPress3.3日本語版がリリースされたのでアップデートをしようと思う。

 まずは,ドキュメントルート直下のWordPress3.2.1のファイルをバックアップする。
 ついでだから,データベースもバックアップしておこう。12/05の自鯖帰宅後DNS設定URL転送設定で手こずっていろいろそのままになっているが,そのうちの一つがphpMyAdminの設定。データベースのバックアップには使うから,この件もここで書いておこう。

  1. phpMyAdmin.confファイルを作り,/Apache2.2/conf/extra においてやる。中身は下記のようにする。
       Alias /phpMyAdmin "G:/phpMyAdmin/"
       <Directory "G:/phpMyAdmin">
         Options None
         AllowOverride None
         Order Allow,Deny
         Allow from 192.168.xxx.xxx  <<---- 我が家の場合はサーバ機からだけ許可。    </Directory>    <Directory "G:/phpmyadmin/libraries">      Order Allow,Deny    </Directory> httpd.confを開き,Supplemental configuration の区画に以下の2行を追加。    # phpMyAdmin settings    Include conf/extra/phpMyAdmin.conf
  2. phpMyAdmin-3.4.8-english.zipをダウンロードし展開する。
  3. 展開するとphpMyAdmin-3.4.8-englishフォルダが2重にできるが,中のほうのフォルダ名をphpMyAdmin に変更。
  4. config.sample.inc.phpをリネームしてconfig.inc.phpを作成。config.inc.phpを開き,以下の行の”にパスワードを設定する。なんでもよい。
       $cfg[‘blowfish_secret’] = ”
     フォルダphpMyAdmin を丸ごとG:/phpMyAdmin に移動する。ここで,Apacheを再起動する。新たにconfファイルを追加したので。
  5.  phpMyAdmin configuration storage の設定が必要な場合は,phpMyAdmin configuration storagephpMyAdmin 環境保管領域を参考にしてもらいたい。
  6. ブラウザで /phpMyAdmin/ にアクセスし,データベースをバックアップ。

 ここまで,下準備が済んだら,サイトネットワーク管理者になり,「ダッシュボード」>>「ツール」のページに行き,今すぐアップデートのボタンをポチッと。

 最上部に「更新していただきありがとうございます ! ネットワークの更新ページへ移動して、すべてのサイトをアップグレードしてください。」というメッセージが出たので仰せに従い移動して,ネットワークの更新ボタンをクリック。
 「さまざまなファイルを追加できるアップローダーをひとつのメディアアイコンで開くことができるようになりました。また、ドラッグ & ドロップでアップロードが簡単になりました。」ということで,メディアアイコンが1つになった。
 というか,なんかメニュー関係があちこち変わっているんだね。WordPress 3.3「Sonny」に開発者関係でもいろいろあったんで,使っているプラグインとかで動かないものがあったらどうしようと思っていたけど,今のところ不具合には気づかない。ホッ。

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phpMyAdmin configuration storage

投稿アップデート情報  追記(2014/7/4)

 本家のほうに書いたが,15日(水)に自鯖のアップデートをした。このときに,phpMyAdmin-3.4.1-english.zip ————> phpMyAdmin-3.4.2-english.zipにしたら,右の図1の赤丸部分のような[注意]が出るようになった。というか,ここんとこ出てたんだが,ページのリニューアルが終ってすっきりしたので目立つようになった。リンクをクリックすると図2のようなページが表示される。日本語対応版だと「phpMyAdmin 環境保管領域が完全に設定されていないため、いくつかの拡張機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください。」と出るらしい。
 これ,前は「Linked Tables Infrastructure」と言ってたものとほぼおんなじものらしいが,そのころは設定してなくても,[注意]なんかでなかったよな。出てたけど気づかなかっただけかしらん。

ゴリゴリ使えるほどSQLについてわかっていないのだが,これをやっておくとリレーションやら,ブックマークやら使えるようで,今後,勉強をやっていく上には便利そうなので,[注意]を消すために努力してみた。やり方は,図2の下の方に書いてある。

以下の通り。

  1. MySQLのmy.iniを開けて,[mysqld]のグループに
    lower_case_table_names=0
    を書き加えて,MySQLを再起動。テーブル名等を小文字で作成させるため。チャンと,変更されたかどうかは,MySQLに[MySQL Command Line Client]からログインし,SHOW VARIABLES LIKE ‘lower_case_table_names’; で確認する。初めから,これが0になっているなら,この作業はいらない。
    現時点(2014.7.4)で, lower_case_table_names の値は 1 のままである。この件の元ソースは, 1.23 I’m running MySQL on a Win32 machine. Each time I create a new table the table and column names are changed to lowercase! なんだが,MySQL 5.6 については, If you are using InnoDB tables, you should set this variable to 1 on all platforms to force names to be converted to lowercase. なんて記載もあって,いろいろと悩みが尽きない。とはいえ,今のところ,デフォルトのままで問題なく動いているので,変えていない。
  2. http://exampl.com/phpmyadmin/ にアクセスし,pmaでログイン。
    当たり前だが,http://exampl.com/phpmyadmin/ にアクセスしてphpMyAdminにログインできるためには,Apacheのhttpd.confで以下の設定が済んでいなくてはいけないし,MySQLにpmaというユーザが存在しなくてはいけない。あとの作業の都合上ユーザpmaはアドミン権限。
    <IfModule alias_module>
    Alias /phpmyadmin “G:/WEB/phpmyadmin”
    </IfModule>
    <Directory “G:/WEB/phpmyadmin”>
    Order Allow,Deny
    Allow from 192.168.1.100
    </Directory>
    <Directory “G:/WEB/phpmyadmin/libraries”>
    Order Allow,Deny
    </Directory>
    上記の設定だと,http://exampl.com/phpmyadmin/ にアクセスできるのは,LAN内の192.168.1.100からアクセスした場合だけである。
  3. 図3のように configuration storage用のデータベース(phpmyadmin)をアドミン特権で作成。このデータベースにphpMyAdminのscriptフォルダ内にあるcreate_tables.sqlをインポートして,図4のようにテーブルを作成する。
  4. config.inc.phpを開けて,以下の部分を書き換え,各設定の行頭の//を削除してアンコメントする。他の部分の設定は以前のバージョンと同じでいい。
    * phpMyAdmin configuration storage settings.
    */
    /* User used to manipulate with storage */
          $cfg[‘Servers’][$i][‘controluser’] = ‘pma’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘controlpass’] = ‘pmaのログインパスワード’;      /* Storage database and tables */
    $cfg[‘Servers’][$i][‘pmadb’] = ‘phpmyadmin’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘bookmarktable’] = ‘pma_bookmark’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘relation’] = ‘pma_relation’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘table_info’] = ‘pma_table_info’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘table_coords’] = ‘pma_table_coords’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘pdf_pages’] = ‘pma_pdf_pages’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘column_info’] = ‘pma_column_info’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘history’] = ‘pma_history’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘tracking’] = ‘pma_tracking’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘designer_coords’] = ‘pma_designer_coords’;
    $cfg[‘Servers’][$i][‘userconfig’] = ‘pma_userconfig’;
  5. 1度ログアウト後,再度ログインすると,図1のメッセージは消えていた。成功。

【注】 ところで,phpMyAdmin狙いのクローラはよくあるので,せめて,ディレクトリ名とエイリアス名(phpmyadmin),データベース名(phpmyadmin),ユーザ名(pma)およびテーブルの接頭辞(pma)くらいは,別のものに変えておいた方がいいと思う。そのためには,create_tables.sqlをインポートする前に,中の書き換えを行っておく必要がある。ディレクトリへのアクセス制限とかパスワードの設定とかは当然だが。
クローラ除けに関してだが,我が家の場合だと,もともとが自鯖で使うのは自分だけなので,用のないときはphpMyAdminのパスそのものを切り離している。

追記(2014/7/4):
Configuration storage(環境保管領域)について,新しい記事を書いた。セットアップに関しては,そちらを見てください。